「工場勤務に転職しようと思っているけど、実際どうなんだろう?」
給料は高いのか、仕事はきつくないのか、未経験でも働けるのか。
工場への転職を考えていると、いろいろ気になることがあると思います。
僕は19歳から工場で働き始め、現在まで7年間工場勤務を続けています。
実際に働いてみると、夜勤をすれば給料が高くなりやすく、土日休みで予定も立てやすい。仕事も覚えてしまえば楽だと感じる部分があります。
僕自身、期間工から正社員になることができ、生活が安定したことは工場で働いてよかったと感じています。
一方で、夜勤による体への負担や、忙しい部署では残業が多くなるなど、働いてみなければ分からなかった大変さもありました。
そして7年間働いた今、もし19歳に戻れるなら、僕は別の仕事を選んでいたかもしれません。
理由は、将来独立するために役立つスキルをもっと若いうちから身につけたかったからです。
だから僕は、工場勤務への転職を「おすすめ」「やめた方がいい」と一括りにはできないと思っています。
この記事では、工場勤務を7年間続けている僕の実体験から、工場へ転職するメリット・デメリットや、どんな人に向いているのかを紹介します。
工場への転職が自分に合っているのか判断する材料になればうれしいです。
工場勤務への転職はあり?7年働く僕の結論
僕は工場で7年間働いていますが、「工場勤務への転職はおすすめですか?」と聞かれたら、答えはケースバイケースです。
工場勤務にも、良いところと大変なところがあります。
夜勤をすれば収入が増えますし、基本土日休みで大型連休もあるため予定が立てやすいです。
仕事内容も一度覚えてしまえば、同じ作業を繰り返すことが多いため、比較的楽に感じるようになりました。
期間工から正社員になることもでき、安定した収入を得られるようになったことは、工場で働いてよかったと思う部分です。
一方で、誰にでも工場勤務が向いているとは思いません。
同じ作業の繰り返しが苦痛な人や、仕事を通して新しいスキルをどんどん身につけたい人には、仕事内容によっては物足りなく感じる可能性があります。
特に僕のように「将来は独立したい」と考えるようになった人にとっては、今の仕事を続けるだけでいいのか悩むこともあります。
逆に、安定した収入や休日を重視する人、単純作業が苦にならない人、人と話し続ける仕事より黙々と作業する方が好きな人には、工場勤務が合う場合もあります。
工場への転職がありかどうかは、自分が仕事に何を求めているのかで変わる。
7年間働いてきた僕は、今のところそう感じています。
工場勤務に転職して感じた4つのメリット
工場勤務には大変な部分もありますが、「ここは良かった」と感じることがあります。
7年間働いてきた僕が特にメリットだと感じていることを4つ紹介します。
夜勤をすれば給料が高くなりやすい
夜勤や交替勤務をすることで収入を増やせることです。
僕の職場では、2交替勤務をすると交替勤務手当が月約5万円、さらに深夜手当が月約2万円つきます。
これだけでも月に約7万円です。
さらに僕の場合は残業もあるため、現在の年収は約700万円になっています。
特別な資格やスキルがなくても、夜勤や残業をすることで比較的高い収入を得られるのは、工場勤務の魅力の一つだと感じています。
土日休みで休日が安定している
休日が安定していることです。
僕の職場は基本的に土日休みで、会社のカレンダーに沿って勤務しています。
毎週の休みが決まっているので、家族との予定を立てやすいのは大きなメリットです。
また、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始にはまとまった連休もあります。
子どもがいる僕にとって、家族と休みを合わせやすいことはかなり重要です。
もちろん工場によって勤務形態は違い、すべての工場が土日休みというわけではありません。
それでも、求人を探せば土日休みや年間休日が多い工場もあるので、休みを安定させたい人は求人を見るときに休日条件を確認するのがおすすめです。
仕事内容は覚えてしまえば楽
工場勤務は、最初のうちは作業手順やルールを覚える必要があります。
ただ、一度仕事内容を覚えてしまえば、基本的には決められた手順で同じ作業を繰り返すことが多いです。
僕の場合も、仕事に慣れてからは「今日は何をすればいいんだろう」と毎日考えるようなことはほとんどありません。
新しいことを次々に覚える仕事が苦手な人や、決められた作業を黙々とこなすのが好きな人にとっては、働きやすい環境だと思います。
一方で、この「同じ作業の繰り返し」が僕にとっては、長く働くうちに物足りなさを感じる原因にもなりました。
楽に感じるか、退屈に感じるかは人によって大きく分かれる部分だと思います。
正社員になれれば生活が安定する
僕は19歳のときに期間工として工場に入り、その後、社員登用試験を受けて正社員になりました。
正社員になってから特に感じているのが、収入や雇用が安定していることです。
契約期間を気にする必要がなくなり、毎月ある程度安定した給料をもらえるので、家族がいる今では大きな安心材料になっています。
住宅ローンや子どもにかかるお金などを考えても、安定した収入があるからこそ生活設計を立てやすいと感じます。
もちろん、工場へ転職すれば必ず正社員になれるわけではありません。
ただ、僕のように期間工から正社員を目指す方法もありますし、最初から正社員として募集している工場もあります。
収入だけでなく雇用の安定を重視する人にとって、工場勤務は選択肢の一つになると思います。
工場勤務に転職する前に知っておきたい4つのデメリット
工場勤務には、給料や休日の安定などメリットがある一方で、実際に働いてみて感じたデメリットもあります。
「工場に転職する前に知っておいた方がいい」と感じるデメリットを4つ紹介します。
夜勤は眠気がきつく体への負担もある
工場勤務に転職するなら、夜勤の有無は必ず確認した方がいいと思います。
僕は2交替勤務を7年間続けていますが、今でも夜勤が楽だとは感じません。
特につらいのが眠気です。
昼間に寝ようとしても外が明るくてなかなか眠れなかったり、十分に寝たつもりでも夜中に強い眠気を感じたりすることがあります。
また、昼勤と夜勤を繰り返す生活になるため、生活リズムを切り替えるのも大変です。
夜勤をすることで給料が増えるメリットがありますが、その分、体への負担もあります。
工場勤務だから必ず夜勤があるわけではなく、日勤だけの求人もあります。
給料だけで工場を選ばず、夜勤を続けられそうかまで考えて求人を選ぶことが大切だと思います。
工場や工程によっては体力的にきつい
工場勤務といっても、仕事内容は工場や配属される工程によって大きく違います。
比較的体への負担が少ない仕事もあれば、重い物を扱ったり、長時間立ちっぱなしで作業したりする仕事もあります。
そのため、「工場勤務は楽」「工場勤務はきつい」と一括りにはできないと思っています。
僕自身も工場で7年間働いてきましたが、配属される場所によって仕事の大変さはかなり変わると感じています。
特に体力に自信がない人が工場へ転職する場合は、給料だけで求人を選ぶのではなく、実際の仕事内容まで確認した方がいいです。
同じ工場勤務でも、どの工程で働くかによって体への負担は大きく変わると思います。
忙しい部署では残業が多くなることもある
工場勤務に転職するなら、残業時間についても確認しておいた方がいいと思います。
工場では、生産量や配属される部署によって忙しさが変わります。
僕の職場でも、忙しい時期や部署では残業が増えることがあります。
僕自身も現在は月30時間前後の残業をしています。
残業をすればその分給料は増えますが、毎日の勤務時間が長くなるため、自由に使える時間は減ってしまいます。
特に夜勤と残業が重なると、仕事から帰って寝て、起きたらまた仕事という生活になりやすいです。
僕も収入面では残業に助けられていますが、家族との時間を考えると、残業が多ければいいとは思っていません。
工場へ転職するときは給料だけでなく、月の平均残業時間まで確認した方がいいと思います。
他の仕事でも使えるスキルが身につきにくいと感じる
工場勤務で将来を考えたとき、不安に感じるのがスキルです。
決められた作業を繰り返す仕事は、覚えてしまえば楽な反面、他の業種でも使えるスキルが身につきにくいと感じます。
もちろん、設備保全や品質管理など、専門的な知識や経験を身につけられる仕事もあります。
ただ、将来独立したい、転職で活かせるスキルを身につけたいという人は、仕事内容まで確認しておいた方がいいです。
安定だけでなく、将来につながるスキルが身につくかも考えて仕事を選ぶことが大切だと思います。
工場勤務への転職がおすすめな人
工場勤務は、仕事内容との相性がかなり大きいと思います。
給料や休日だけで選ぶのではなく、自分の性格や仕事に求めるものと合っているかも重要です。
実際に働いてきて、特に次のような人は工場勤務を選択肢に入れてもいいと感じます。
単純作業を繰り返すのが苦にならない人
工場では、決められた作業を繰り返す仕事が多くあります。
同じ作業でも苦にならず、黙々と目の前の仕事に集中できる人には向いていると思います。
反対に、毎日違う仕事をしたい人や、新しい刺激を求める人は退屈に感じるかもしれません。
同じ作業をコツコツ続けられる人にとって、工場勤務は働きやすい仕事だと思います。
給料や休日などの安定を重視する人
「仕事のやりがいより、安定した生活を重視したい」という人にも工場勤務は合うと思います。
職場によっては夜勤や交替勤務で収入を増やせますし、土日休みや長期連休がある工場もあります。
正社員として働ければ、収入や雇用の安定にもつながります。
安定した収入と休みを重視したい人にとって、工場勤務は選択肢の一つだと思います。
人間関係に疲れていて黙々と働きたい人
人と関わる仕事に疲れてしまった人にも、工場勤務は選択肢になると思います。
もちろん職場なので、上司や同僚とのコミュニケーションは必要です。
ただ、製造ラインなどでは自分の持ち場で黙々と作業する時間が長く、接客や営業のように常に人と話す仕事ではありません。
人と話すより、一人で作業に集中する方が好きな人には向いていると思います。
※工場や部署によって働き方は違うので、「人間関係がない」という意味ではありません。
工場勤務への転職が向いていないと思う人
工場勤務は安定した働き方を求める人には魅力がありますが、仕事に求めるものによっては合わない場合もあります。
特に、将来やりたいことがある人や、仕事を通して成長していきたい人は、仕事内容をよく確認してから転職した方がいいと思います。
ここでは、工場勤務が向いていないと感じる人の特徴を紹介します。
同じ作業の繰り返しが苦手な人
工場では、決められた作業を繰り返す仕事が多くあります。
一度覚えてしまえば楽ですが、毎日同じ作業を続けることが苦手な人には、つらく感じるかもしれません。
実際、長く続けていると「このままずっと同じ仕事を続けるのかな」と考えることもあります。
変化のある仕事が好きな人には、工場勤務は合わない可能性があると思います。
新しいことに挑戦したい人
新しい仕事を覚えたり、いろいろな経験をしたりすることが好きな人は、工場勤務を物足りなく感じるかもしれません。
担当する工程によっては、毎日ほとんど同じ作業を繰り返すこともあります。
もちろん部署異動や改善活動などで新しい経験ができる場合もありますが、変化の多い仕事とは限りません。
仕事に変化や新しい挑戦を求める人は、仕事内容をよく確認してから転職した方がいいと思います。
将来独立するためのスキルを身につけたい人
将来独立したいと考えている人は、工場でどんなスキルが身につくのか確認しておいた方がいいと思います。
設備保全や品質管理など専門性を高められる仕事もありますが、単純作業を続けるだけでは独立につながるスキルを身につけにくい場合もあります。
僕自身も将来の独立を考えるようになり、もっと早くからスキルを身につけておけばよかったと感じています。
将来独立したい人は、今の給料だけでなく「数年後に何ができるようになるか」まで考えて仕事を選ぶことが大切だと思います。
もし19歳に戻れるなら、別の仕事を選んでいたかもしれない
工場勤務に転職したことを後悔しているわけではありません。
期間工から正社員になれたことで収入は安定しましたし、家族を支えながら生活できているのは大きなメリットです。
ただ、もし19歳に戻って仕事を選び直せるなら、別の仕事を選んでいたかもしれません。
今は将来独立することも考えているため、若いうちから他の仕事でも使えるスキルを身につけておきたかったと感じるからです。
だからこそ、工場への転職を考えている人には、今の給料や働きやすさだけで決めてほしくありません。
「この仕事を続けた先に、自分が望む働き方につながるのか」まで考えて転職先を選ぶことが大切だと思います。
工場へ転職する前に確認しておきたいこと
工場勤務といっても、働き方や仕事内容は会社や部署によって大きく変わります。
転職してから後悔しないためにも、求人を見るときは給料だけで判断しないことが大切です。
特に確認しておきたいのは、次のような部分です。
- 夜勤や交替勤務があるか
- 月の平均残業時間
- 年間休日や休日の曜日
- 実際の仕事内容や体への負担
- 正社員登用の有無
- どんな経験やスキルが身につくか
「給料が高いから」だけで決めず、自分が長く続けられる働き方なのかまで確認してから転職するのがおすすめです。
まとめ|工場勤務への転職は自分に合うかで判断しよう
工場勤務への転職がありかどうかは、人によって変わります。
単純作業が苦にならず、収入や休日の安定を重視する人には、工場勤務が合う可能性があります。
一方で、同じ仕事の繰り返しが苦手な人や、将来のために幅広いスキルを身につけたい人は、慎重に考えた方がいいでしょう。
工場勤務には、給料や安定といったメリットがある一方で、夜勤や残業、仕事内容による負担などのデメリットもあります。
僕自身、工場で働いたことを後悔してはいません。
ただ、今は将来独立することも考えているため、「若いうちにどんな経験を積むか」も大切だったと感じています。
工場勤務への転職を考えているなら、目先の条件だけでなく、自分がこれからどんな働き方をしたいのかまで考えて選ぶことが大切です。
しふぱぱ

